報道発表資料

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1998年11月05日

国連気候変動枠組条約第4回締約国会議(COP4)について/速報(11月5日)

1.途上国関連の問題

(1)条約4条8項、9項の実施(気候変動または対策による悪影響への対処)のコンタクトグループにおいて、議長作成の決定案に基づき、ドラフティングを開始。本日の議論を踏まえ、議長が新たな決定案を作成予定。

(2)条約4条2項(a)(b)(先進国の義務)の見直しのコンタクトグループが開催。先進国の義務履行とさらなる行動を主張する途上国側と、先進国のみならず途上国の参加の必要性も検討すべきと主張する先進国側が入口論で対立。
  議長が議論のたたき台ペーパーを作成するも、途上国側は、途上国の義務が盛り込まれていることを理由に、議論のベースとすることに反対。

2.その他

(1)資金メカニズムのコンタクトグループが開催。G77からGEFのガイダンスに関する決定案につき説明。短時間で終了し、特段の議論はなかった。

(2)技術移転のコンタクトグループでは、EU、米、G77から決定案が提出された。既存の枠組を有効活用することを主張する先進国と、新たな枠組の創設を主張する途上国が対立。

(3)スイスより、HFC、PFC(代替フロン)につき、京都議定書とモントリオール議定書との関係を整理することを目的とした決定案が提示された。

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